コルカタのサダルストリートは詐欺師がめっちゃが多くて、
僕はずっとサダルストリートをぶらぶらしてたんで、多い日には１日に８回くらい詐欺師に話しかけられました。
詐欺師と顔なじみになって仲良くなった奴もいました。
僕はカンボジアのプノンペンでは詐欺未遂に遭って、現地人と話すのが怖くなってしまったのに、
なぜインドでは詐欺に遭わず、逆に詐欺師と仲良くなれたのかというと、
貧乏だからです。
盗られる金が無いからです。
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インドには1週間滞在してから日本に一時帰国するんやけど、帰国前日は９０ルピー（１５０円）しか持ってなくて、
顔見知りになった詐欺師からは９０ルピーボーイって呼ばれてました。
それで、いつものようにサトシの露店に遊びに行くと、
その日は愛ちゃんっていう、インドを一人旅してる日本人の女の子がおったんやけど、
サダルストリートで詐欺に遭って
１２万円盗られた
らしいです。
でも愛ちゃんは全く落ち込んでなくて、
「12万円盗られたけど、８万円返ってきたから」
って笑顔で言ってました。
４万盗られとるがな。
そんな大金を盗るなんてどんな手口なんやろうと思って聞いてみると、
酔っ払ってインド人にキャッシュカードを渡して暗証番号を教えた
らしいです。
愛ちゃんがこのブログを見てないことを祈りますが、
めっちゃアホです。
さらに愛ちゃんは詐欺に遭っただけじゃなくて、
インドの観光ビザの期限が切れてました。
不法滞在者でした。
「ビザが切れたから日本大使館に電話したら、
『今すぐインドから出て行ってくれ』
って言われたしw」
とか言うてました。
そもそもなぜビザが切れたのかというと、
「俺が代わりに航空券を取ってやるよ」
って言ってきたインド人にお金を渡したらそのまま逃げられて、
予定していた日に帰れなくなってビザが切れてしまったそうです。
愛ちゃんがこのブログを見てないことを祈りますが、
めっちゃアホです。
そんな愛ちゃんは、今度はインド人に頼まずに自分で航空券を取って、
「これでやっと帰国できるわー」
って言って、サダルストリートからバスでコルカタ空港に向かったんやけど、
その日のうちにサダルストリートに帰ってきて、
「ビザ切れてるからインドから出られへんらしいわ。チケット無駄になったw」
って笑いながら言ってました。
さらに滞在を延長して、インドで観光ビザを再取得してから帰国するみたいです。
詐欺に遭っても、ビザが切れても、いつでも笑ってるのは愛ちゃんの良い所やけど、
めっちゃアホです。
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