前回話したシェムリアップのアンコールワットやアンコール・トムには、カンボジアのお土産を売ってる子供が数人います。
その中のひとりの女の子が日本語で
「これは1ドル」
って話しかけてきたんやけど、
そのお土産が木の棒を動かすとカエルの鳴き声みたいな音が出る変な楽器で、
ちょっとかわいい楽器やけど、旅中にこーいうお土産を買ったら邪魔になるんで、僕は絶対買わへんと思ったけど、
その子と話をすることにしました。
「日本語話せるん?」
って聞いたけど、その子は理解してなくて、
「これは1ドル」
を繰り返し言ってて、カエルの楽器を売ろうとしてきました。
たぶん、子供の方が大人より客寄せできるから、親が商売のために子供を使って、
「これは1ドル」
っていう日本語だけを教えてるんやと思います。
そうしなければカンボジアの人達は生活できないという現状があるかもしれへんけど、その子供は悲しそうな顔をしてたから、そーいうのはあまり見たくないと思いました。
「貧しい人は、お金や食べ物ではなく愛に飢えている」
というのは高橋歩やマザーテレサが言ってたけど、アンコールワットにいた子供を見てほんまにその通りやと思いました。
それで、平日やのに子供が多くいたから
「学校はどうしてるん?」
と聞くと、
午前中だけ学校に行って午後は働いているとか、その逆の子供が多いみたいでした。
「学校は楽しい」
って言ってたけど、
学校に通うんが嫌な子供がたくさんいる日本との違いは環境だと思いました。
これは旅に出てからよく思うことやけど、日本はほんまに恵まれてます。
住む所があるのもご飯を食べられるのも当たり前で、学校に通えるのも当たり前です。
マレーシア、タイ、カンボジアなど東南アジアの安宿では温水シャワーはほとんど出なくて水で体を洗うんやけど、日本ではそんな事もないです。
だからこそ、それらに対する感謝が薄くなってしまっています。
東南アジアでは旅行者からお金を騙し取ろうとする現地民がおるけど、そうしないと生活していけない現実があるのかもしれません。
そんなカンボジアの子達も子供っぽい一面があって、
日本で3、4年前に流行った芸人のギャグをしてました。
僕は2014年にアンコールワットに行ったけど、そのときはレギュラーのあるある探検隊と小島よしおのそんなの関係ねぇをしてました。
でもあるある探検隊の振り付けがめちゃくちゃやったから、僕が正しいあるある探検隊を教えてあげようと思い、
「Look at me(見ときや)」
と言って、
西川くんの気絶のモノマネを100%でやったら、
無反応やったからね。
アンコールワットで大スベリしました。
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