世界一周を始めてから40日が経過して、最後に1週間滞在したインドのコルカタを離れて、日本に一時帰国することになりました。
マザーハウスでいっしょにボランティアをしてた人達、サダルストリートの仲良くなった詐欺師やホームレス、それと関西弁がペラペラのネパール人サトシと別れて、
コルカタ→上海→昆明→関空
って乗り継ぐ深夜の便で帰国します。
マザーハウスでいっしょにボランティアをしていた女子大生が、たまたま途中の上海まで同じ飛行機やったからいっしょに帰りました。
これまでの旅の疲れが溜まってて飛行機が離陸する前から爆睡して、
起きたら上海空港に到着してました。
コルカタから上海まで2秒でした。
それで、いっしょにいた女子大生が上海空港でやたら騒いでました。
「なんかフライトの時間めっちゃ変わってる!旅ひつじも確認しといた方がいいで!」
その子は上海から北京に行ってから成田に向かう便やったけど、北京行きのフライトが1時間くらい早くなってたみたいです。
ちなみにその子は僕より5歳年下やけど僕の名前を呼び捨てにします。
とりあえず僕もスタッフにフライトを確認して、
「ここで待っていれば大丈夫」
って言われた場所で30分くらい待ち続けてたら、
その女子大生が来て、
「何してんの旅ひつじ、関空行く人ここちゃうで」
と言われました。
どうやら僕が乗る昆明行きの飛行機もフライト時間が早くなっているらしくて、他の乗客は既にチェックインして搭乗口に向かっていて、
僕が待っていた場所は全然関係無い所でした。
「私もう時間無いから行くわ。
大丈夫?ひとりで帰れる?」
25歳なんやけど。
世界一周一人旅してんねんけど。
そこでその女の子とは別れて、
僕はまだチェクインすらしてなかったから、どこに行けばいいのかスタッフに聞くと、
「時間が無いわ、急いで!チェックインはあのGって書いてる所よ!Gよ!」
と言われて、
スタッフがめっちゃ焦ってたからほんまに時間が無いんやろうと思って、急いで「G」に行ったんやけど、
「チェックインはHよ!時間が無いわ、急いで!」
と言われて、
重いバックパックとベースを持ったまま走りまくって、今度はHに行くと、
「チェックインはFよ!急いで!」
と言われました。
中国どないなってんねん。
何のトレーニングやねん。
結局Fでチェックインできて、フライト時間にもギリギリ間に合いました。
ちなみに、上海空港でめっちゃ助けてくれた女子大生は
「旅ひつじはちゃんと飛行機乗れたかなー」
って僕の心配をしていると、
自分が飛行機に乗り遅れてそのまま上海で1泊することになったみたいです。
母性本能くすぐってすいません。
それで、僕は上海から昆明に行ったんやけど、空港に着いてすぐに2人組の女性に中国語で話しかけられて、
僕は全く中国語が話せないんで
「わからんわからん」
と日本語で言うと、
「ワカラン、ワカラン!!」
と言って爆笑されました。
たぶん「ワカラン、ワカラン」は中国で流行ってるギャグなんで、これから中国に行く方はぜひこのギャグで人気者になってください。
そんな感じで無事日本に帰国したんやけど、
旅の疲れなのか、インドで食べた何かがあたったのかはわからんけど、
帰国翌日から、これまでに感じたことがないくらいの腹痛になって寝込みました。
カンボジアでスープカレーを食べた時もめっちゃ腹痛になったけど、そのときの腹痛よりも酷くて、
1週間寝込んで体重が8キロ減りました。
僕は背が低くて元々細いんで体重は48キロだったんやけど、
40キロになりましたからね。
25歳男性体重40キロやからね。
ってことで、事件だらけだったアジア一人旅はこれで終了です。
これは実際に旅をしてみて感じたことやけど、
そのとき持ってる考え方とか物事の捉え方、抱えてる問題とかで何を得られるかは変わるけど、
旅は絶対に成長につながります。
僕は1日目の宿泊先も決めずに、片道航空券だけ持って旅に出たノープランの旅やったけど、
しょうもない常識とかをぶっ壊してくれるような、
世界観が広がるってこーいうことなんやって思える最高の旅でした。
車にひき逃げされたことや詐欺に遭ったことも今では良い思い出です。
旅中は助けられっぱなしで、旅で出会った人達がおらんかったら2日で死んでたと思います。
これで一旦世界一周は中断やけど、次の旅も既に決まってるんで、少しずつ次の旅の話もしていこうと思います。
それでは、またー。
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