シェムリアップから夜行バスでプノンペンに来ました。
前回のカンボジアスープカレーの影響でめっちゃ体調が悪かったんやけど、
旅してるのにホテルで寝込むのはもったいないと思って、
プノンペンに来たら行こうと決めていたキリングフィールドとトゥールスレンに行くことにしました。
カンボジアではポルポト政権下の1975年から約4年間のうちに大量虐殺があり、国民800万人のうち300万人が政府によって殺されたという歴史があります。
その大量虐殺が行われた刑場がキリングフィールドで、
トゥールスレンは虐殺犯罪博物館です。
キリングフィールドはカンボジアの全土に100ヶ所以上あって、シェムリアップにもあるみたいで、
プノンペンのキリングフィールドは街の中心からトゥクトゥクで30分くらいでした。
キリングフィールドでは日本語の音声ガイドを聞きながら、実際に人が殺された場所などを見ていきます。
これはキリングツリーといって、
赤ちゃんを打ち付けて殺していたという木です。
母親の目の前で赤ちゃんが殺されたりしていたらしいです。
この木はマジックツリーといって、
この木にスピーカーをぶら下げて大音量で音楽を流し、断末魔が周りに聞こえないようにしていたそうです。
虐殺犯罪博物館のトゥールスレンはプノンペンの中心から歩いて20分くらいの場所にあります。
トゥールスレンには実際に使われた拷問部屋や拷問器具があり、
床には血の跡が残っていました。
カンボジアの現地の子供が描いた絵もありました。
何かを祈っているような絵が多くて、日本に置き換えて考えると震災が思い浮かぶような絵やけど、
自然災害で起こった事と、人の手によって行われた大量虐殺という大きな違いがあります。
当時は家族を無理やり引き離されて虐殺されてたらしいんやけど、
カンボジアの現地の家族はとても仲が良いように感じるのは、そーいう背景があるからこそさらに家族を大切にしているのかなと思います。
「平和を知らない子供と戦争を知らない子供の価値観は違う」
みたいなのをワンピースでドフラミンゴが言ってるけど、
この言葉の通り、育った環境で家族や周りの人に対する想いが変わると思います。
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