シェムリアップではアンコールワットとベンメリア遺跡に行ったんやけど、
もうひとつの有名な観光地天空寺院プレアヴィヒアには行きませんでした。
でもプレアヴィヒアに行った人は
「絶景」
ってめっちゃ言ってて、
シェムリアップの観光地では1番良かったって人もいたんで、そのプレアヴィヒアの写真を見せてもらいました。
絶景やん。
マチュピチュやん。
僕はこのプレアヴィヒアに行かずに何をしてたかというと、
タケオゲストハウスでもらったシェムリアップの地図を見ながら、レンタルサイクルを借りてシェムリアップの学校と孤児院を訪問してました。
学校と孤児院の連絡先はわからんかったから、事前に連絡もせずに急に訪問したんやけど、
「見学してもいいですか?」
って先生に聞くと、どこの学校や孤児院でも快く受け入れてくれました。
最初に行ったのはタケオゲストハウスからチャリで2分くらいのところにある小学校です。
敷地内に入るとすぐに子供たちが近寄ってきたんで、
僕が
「Hello」
って言うと
「アニョハセヨ」
言うてました。
教室の中はこんな感じ。
次に訪れたのは日本人が創ったという小学校です。
生徒は5000人ほどいるらしく、カンボジアの学校では珍しく制服が全生徒に与えられてます。
音楽室やブランコもあって、他の学校とは比べ物にならないほど設備が整ってました。
僕が訪れたときに、この学校を創った人の知り合いという日本人のおじさんがいて、カンボジアのいろんな話を聞かせてくれました。
シェムリアップとかプノンペンなどの都市部は仕事が見つけやすいから、
カンボジアの中でも裕福な人が多くて、学校も他の地域と比べれば設備が整っているみたいです。
でも、田舎の村の方に住んでいる人は家族で1日1ドル(100円)くらいで生活していたり、靴が無いから裸足で出歩いてるみたいです。
それで、そのおじさんの話の中で僕が一番驚いたのが、
寄付とかボランティアでカンボジアに学校を建てている日本人が何人かいるらしいんやけど、
そのほとんどが学校として機能していないという話です。
教師が足りないとか教科書が無いとか、ペンやノートが買えなかったりする問題があると思うんやけど、
寄付をしてもらうために、日本人がボランティアツアーで訪れたときにだけ子供を集めて学校を開いたりしているようなので、
それだと学校を創ったことで
「良いことをした」
「カンボジアの子供たちを救った」
と喜んでいる日本人の自己満足になってしまっていると思います。
それに、カンボジアにボランティアツアーで訪れる大学生はいっぱいおるけど、
その中には「ボランティアすれば就職に有利だから」みたいな理由で参加する人もいるみたいです。
だから、就職のためにボランティアをする日本人と寄付をしてもらうために普段はやっていない学校を開く現地人っていう、
お互いがビジネスのことしか考えてない気持ち悪い構造になってます。
自己満のための寄付や心無いボランティアをするくらいなら何もしない方が良いと感じます。
この日の最後に行ったのは小学生くらいの子供が20人くらいいるCDOっていう小さい孤児院です。
孤児院ビジネス(実際は親がいて生活できる場所があるけど、支援金を受け取るために子供を孤児院に通わせること)がカンボジアで問題になってるみたいやけど、
CDOにいる子供たちは親がいなかったり、実家が田舎の方で近くに学校が無いから孤児院で生活しているっていう理由でした。
僕がその孤児院に行くとすぐに
「遊ぼうぜ~」
って言って子供たちが寄ってきて、
そのとき来てたイタリア人女性が持って来た風船で遊ぶことになりました。
でも子供たちは風船を膨らませたりはせずに風船に水を入れ始めて、
水を入れた風船をぶつけ合うっていう水風船戦争をしたんやけど、
風船を持ってきたイタリア人女性だけが集中攻撃されましたからね。
「もう風船は持ってこない・・」
言うてました。
その後は先生も含めてみんなでサッカーをしたんやけど、子供たちは靴を持ってなくて裸足でボールを蹴ってました。
裸足でボール蹴ったら普通に痛いんで、爪割れるんで、
「靴が無いからサッカーできない」みたいな言い訳もせずに裸足でサッカーするなんてすごいなあと思ったんやけど、
僕は元少年サッカーコーチやから子供に負けるわけにはいかないんで、日本はアジアで一番サッカーが強いというのを見せつけようと思い、
コテンパンにしてやりました。
コメント